スポーツのパフォーマンスの伸びしろを伸ばす!GPPとSPP #180
スポーツのパフォーマンスを高めるうえで、トレーニングの役割の種類分けをしておくととても効果が現れやすくなります。
今回の記事は、
「筋トレはスポーツに繋がらないって本当?」
「ベンチプレスをしたら足が遅くなった…ベンチプレスのやり方が悪いの?」
という疑問を晴らすためのトレーニングの考え方になります。
ぜひご覧ください。
トレーニングには主に2種類に分けられると言われています。
1、GPPとは
…GPPとは、「general physical preparedness」の略です。
・general →全体的な、一般的な
・physical →身体の
・preparedness →準備
という単語の意味から、「基礎体力」みたいな言葉をイメージしていただけるといいかと思います。
オフシーズンにたくさん行うトレーニングのイメージですね。
具体的には、
筋力・スピード・持久力・心肺機能・柔軟性・関節の可動域・体の使い方 など |
などの要素から成り立っています。
で、この「基礎体力」、日本語だとひとくくりですが、基礎体力にも段階があります。
つまり、
「一般的な基礎体力」
か、
「スポーツのための基礎体力(GPP)」
かという違いです。
例えばアメフト選手の「柔軟性」でいえば、
・長座体前屈→一般的な基礎体力の柔軟性
・方向転換の際に低い姿勢でかつ力を発揮できる柔軟性→GPP
みたいなイメージです。
よくトレーナーの世界で
「静的な柔軟性はスポーツに繋がらない!」
と言っている方がいますが、それは一般的な基礎体力の柔軟性(GPPじゃない方)だからですね。
ただもちろん一般的な基礎体力が高い人の方がGPPも伸びやすくなります。
2、SPPとは
…それに対してSPPとは、「Specific Physical Preparedness」の略です。
・Specific →特定の、特有の
という意味から、「スポーツや競技の専門的な体力」みたいな言葉のイメージになります。
シーズンインに向けて増えていくトレーニングのイメージですね。
・サッカーのドリブルのキレを高めるために、グランドでコーンの間を素早くドリブルする
・ジャンプ力を高めるために、トレーニングバンドやダンベルで切り返しの負荷を強くかけてジャンプトレーニングをする
みたいな練習のイメージです。
日本のスポーツ界ではこちらはよくやっているイメージです。
〇人それぞれ足りないものが異なる
選手はそれぞれ、足らない体力・いわゆる弱点が違います。
例えば
「スクワットが苦手」
な人がいたときに、
・筋力が弱い
・体幹が弱い
・背中が弱い
・呼吸が浅い
などなど、千差万別です。
スクワット時に、横に体がずれる原因も人によって様々です。
そのためその人それぞれの体に合わせてプログラムを作成しなければなりません。
家のリフォームをするように、柱を強化したほうがいいのか、屋根か、廊下なのか、みたいに考えるのと一緒ですね。
〇スポーツによって優先順位が変わってくる
例えば、
・卓球選手がスクワット300㎏目指す
・マラソン選手がアジリティートレーニングの精度を向上する
みたいなのは、それらのスポーツにとってそこまで有益になりません。(もちろん必要な人がいたら行ったほうがいいと思いますが…)
そのため、「スポーツの能力を伸ばすためには筋肥大!」みたいなひとくくりにする考えも良くないですね。
ただ、ある程度バランスよく全体的に体力要素を高めることはお勧めします。
家と一緒で、屋根があっても柱が無かったら家が崩れてしまいますので。
100m選手が200m走る練習をしたり、マラソン選手が1000m走る練習をする、みたいなイメージです。
その中で優先順位を決めて、トレーニングの量や強度を決定していきましょう。
GPPばっかりやっていてもスポーツのパフォーマンスが上がらないし、SPPばかりやっていてもパフォーマンスには天井があります。
つまり
「これだけやればスポーツのパフォーマンスが上がる」
みたいなトレーニングはありませんので、このトレーニングはGPPなのか、SPPなのかを考えてから、判断してください~!
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