#35 コンディショニングの効果が出ない?コンディショニング不足?

スポーツのトレーニングを行うときに、必ずセットでついてくるのが「コンディショニング」です。

コンディショニングとは要するに「活躍するための準備」のことです。

ナショナルストレングス&コンディショニング協会NSCAさんのホームページには

コンディショニング(Conditioning)とは、スポーツパフォーマンスを最大限に高めるために、筋力やパワーを向上させつつ、柔軟性、全身持久力など競技パフォーマンスに関連するすべての要素をトレーニングし、身体的な準備を整えることです。また、一般の人々にとっては、快適な日常生活を送るために、筋力や柔軟性、全身持久力をはじめとする種々の体力要素を総合的に調整することです。

引用:特定非営利活動法人 NSCAジャパン ストレングス&コンディショニングとは

 

と記載されています。

さてこのコンディショニング、今では本や動画など探せばすぐに色々なエクササイズを見つけることが出来ます。

実際大学のトレーニングルームでも、コンディショニングエクササイズを頑張っている学生がたくさんいますし、スポーツクラブでも普及してきています。

その一方で、「効果が出ない」「効果が分からない」という声もちらほら聞こえてきます。

ではなぜ効果が出ないのでしょうか?

その原因を選手の声から考えていきたいと思います。

 

①記録を付けていない

自分の今の状態、いわゆる「コンディション」が分かっていれば、おのずとどんなコンディショニングエクササイズを行えばいいかが分かるようになります。

もし記録を付けていないと、

コンディショニングエクササイズが足りないのか、栄養が足りないせいなのか、睡眠が足りないせいなのか、体重が落ちたせいなのか、水分が足りないせいなのか、前日のトレーニングの疲れのせいなのか、トレーニングが足りないせいなのか、はたまたコンディショニングエクササイズは足りているからこれ以上効果がでないのか。

何が原因で効果が出ていないのかはっきりしません。

逆に記録を付けていればどんなコンディショニングエクササイズをすればいいのか・どのコンディションを充実させればいいのか、はっきりする場合も多いです。

一番の問題は、成績に波が出ることです。

調子がいい日はいつも通りですが、調子が悪い日はずっと悪いままです。

なぜなら、コンディションをよくする方法が分からないからです。

みなさん、トレーニングノートに日々のコンディションも記録を取っていますか?

 

②ストレングストレーニングの方が足りていない

コンディショニングはあくまで「準備」です。

基本的には、コンディショニングをやったからと言ってパフォーマンスが+になることはありません。

-の状態を±0に戻すのがコンディショニングの役割です。

もちろん、コンディショニングを行うと身体が動きやすくなるからパフォーマンスが上がった、と感じる時もありますので、人によっては+に向かう人もいます。

しかし+にするのはストレングストレーニングの役割になります。

コンディショニングが上手くいって→ストレングストレーニングの効果も上がる

という順番ですね。

トレーニングルームで体幹の持久力や肩のインナーマッスルのコンディションを整えていてもスポーツで体幹が使えない・ボールを投げると肩が痛い、と感じている方。

ストレングストレーニングが足りているかも考え直してみるのも解決方法の一つになるかもしれません。

 

③細かい部分の意識が足りない

動画をみてまねているだけ、コーチから言われてやっているだけ。

コンディショニングエクササイズの目的を選手に聞いてみると「え?よくわかりません。。」という答えもよく返ってきます。

もしくは「体幹のトレーニングです」とざっくりとした内容も多いです。

例えば、よく話題に上る「野球選手に長い距離の走り込みは必要?」という話と一緒で、効果がよくわからないまま行っていれば効果は現れません。

意識すべきことが出来ていませんから、ベンチプレスで太ももを筋肥大させようとしているようなものです。

まずそのエクササイズを行う目的を、最初はわからないなりにでもいいのである程度明確にしてノートに書きこんで、実行します。

それで効果が現れなかったら意識する部分をさらに調整して、その繰り返しで少しづつ洗練されたエクササイズになっていくものだと思います。

また本や実績のあるトレーナーさんから学ぶことで自分の身体の状態をよりはっきりと判断できるようになると思います。

コンディショニングエクササイズの本はたくさん世に出回っていますが、本によってそれぞれ考え方が異なりますので、色々な本を読んでみることをお勧めします。

 

まとめ

「コンディショニング」の定義も協会や人によって様々です。

今回は「身体の準備」というイメージで、身体の状態を調整するものをコンディショニングとしました。

ですのでチームのコーチの言っているものやある本での定義とは異なるかもしれませんが、少なくともトレーニングやコンディショニングの記録はつけたほうが、強くなる近道になります。

まずは自分自身を知ることから始めましょう!