#34 トレーニングの補助は必要?

トレーニングをしている方たちの間でよく起こる議論として「補助は必要なの?」という話題があります。

イメージとしては、ベンチプレスをしている人が挙げられなくなってから補助をして数回追い込むといったような感じです。

先に私の考えを書いておきますと、

①補助は頼るものではない

②補助する人も補助の技術が必要

③補助しないほうがいい種目がある

ということです。

また補助を利用しないで、自分自身の力だけで強くなることが1番いいのではないかという考えが、今の私の意見です。

 

①補助は頼るものではない

補助ありきのトレーニングは、肉体的にも精神的にも頼ってしまうことがよくあります。

例えばベンチプレスに関して言えば、

「補助があるから途中でつぶれてもいいや」

という気持ちです。

これが悪化すると

「つぶれてから補助をしてもらって追い込めばいいや」

という所まで気持ちが落ちてしまいます。

ちょっと待った!

補助に頼ってしまっていませんか!?

追い込めても、自分で力を出していなかったら筋肉や筋力は成長しません。

ただパンプアップと自己満足感を感じるだけです。

また力が抜けているため怪我もしやすくなってしまいます。

トレーニングの効果が出ないばかりか怪我もしてしまっては、トレーニングのことを嫌いになってしまう人も出てきてしまいます。

 

②補助する人の技術が必要

「ヘビーデューティートレーニング」は補助者を利用しているトレーニングで有名です。

ボディビル界で伝説的なマイク・メンツァー選手やドリアン・イエーツ選手が取り組んでいたトレーニングですね。

youtubeなどでトレーニング中の動画を見ると、補助者の方の技術の高さも感じることが出来ます。

ベンチプレスなんかはバーを握らず、指で支える程度の補助の力具合。

ちゃんと相手のことを考えて力具合を調整しています。

そうすることでトレーニングの効果を引き出しています。

Leroy Davisさんくらい、相手の最後の力を振り絞らせられるくらいの技術が欲しいですね。

 

③補助しないほうがいい種目がある

例えばデッドリフト。

これは補助者も危険なので補助が出来ない種目になります。

ではスクワットはどうでしょうか?

スクワットの補助は、後ろから腕を回して肋骨や胸周りを支えることが推奨されています。

バーを持ってしまったら危険ですからね。

では例えばスクワットを10レップス連続でやるとき、1レップ目から補助はしたほうがいいでしょうか?

単純にやられているほうは嫌だと思います。

補助されてるほうはずっと身体を密着されているわけですから、トレーニングに集中できません。

また10RMは最大筋力の75%程度と言われていますが、それを最初から補助されるということはもう60%とかその程度しか力を出せていないということになります。

それではトレーニングの効果も薄れてしまいます。

ベンチプレスもしかりです。

では他のトレーニングに関しましては、、、

状況や目的・その場面次第です。

これは「どうすれば一番トレーニングの効果がでるのか、目標に近づけるか」という部分で変わってくると思いますので一概には言えないと思います。

またトレーニングしている筋肉を触って意識させる、という補助も目的やその場面によりけりだと思います。

 

まとめ

・補助が必要な時は、スティッキングポイントで止まってしまった時にちょっと力を加えてあげたりする時や、1RMを更新するときなどの高重量のトレーニング時

・パートナーストレッチやエクササイズ系

・初心者の方で感覚をつかめていない方

これらが基本になります。

補助はあくまで補助、主役はバーベルを上げ下げしている人です。

主役なのだから基本はわき役に頼らず、自分の力で前回の弱い自分を倒しましょう。

また、補助の力を借りないで自分の力でトレーニングを行ったほうが、長期的に見ても成長しやすくなると思います。

「相手を苦しませてあげようという」などという自分が楽しみたいという気持ちでは決して補助はしないようにしましょう。

最近フィットネス系のジムでは補助する人が多いですね、さすがおもてなし大国日本。

それが思いやりかどうかは別問題ですな。

もちろん安全のための補助者はいていいと思います。