#26 トレーニング文化の違い

以前仕事させていただいていた大学さんのトレーニングルームでは留学生も1日にたくさん来室していました。

私は英語で挨拶する程度の関係性でしたが、彼らのトレーニングに対する取り組み方には関心を抱きました。

どのような感じだったか、たまにはストレングス&コンディショニングコーチとしての観点から書いていきたいと思います。

まずフリーウェイトから

男女ともまずフリーウェイトから始めます。

これからトレーニングを人生で初めて行うという方も、まず最初にプラットフォームかラックに向かってバーベルから触り始めます。

日本の一般的なスポーツクラブですと、インストラクターの方がマシンだけ教えて終わり、フリーウェイトはマシンに慣れた上級者がやってくださいという文化ですから、他国の考え方の違いを感じられた気がしました。

もちろん最初から上手にできる方は少なかったですが、上達は速かったです。

トレーニングを身近に感じられる文化だったり、弱かったらトレーニングで強くするっていう感覚が日本人より強いんじゃないかと思います。(日本は弱かったらまずコンディショニングですからね)

集中力が高い

集中力というのは、絶対に成功する・前回の記録を超える・失敗したら負け、というようなイメージです。

勝とうとする気持ちといえると思います。

例えばベンチプレスをしていて、前回の記録を超えられなかったときに自分に怒っていた留学生がいました。

こう言っちゃ悪いですけど、日本人の方は失敗したら笑ってごまかす方、多いと思います。

運動をストレス解消とかの目的でベンチプレスをやっていたりするのだったら楽しくやっていただいても何の問題もありません(ケガをしなければ)。

でも特に部活もしていない一般の留学生がスポーツ選手と同じようなまなざしでトレーニングに打ち込んでいる姿は、刺激を受けた学生も多かったと思います。

男女ともにですね。

紳士・淑女

ちゃんとした挨拶を返してくれます。

ドアを閉めるときちゃんと後ろを振り返って、人がいたら開けてくれています。

マシンの扱いが優しいです。

マシントレーニングのインターバル中に次の人を気にかけてくれています。

困っていそうな女の子と一緒にトレーニングをしてくれたりしています。

あれ?日本は思いやりの文化じゃなかったっけ?

おもてなしと思いやりは別なのか…

おもてなし大国・日本の「思いやり指数」は世界最低レベル

まとめ

もちろん留学生の全員が全員そうではありませんでしたが、ストレングス&コンディショニングコーチの肩書の私としては、弱かったら強くするという考えの文化には好感を抱きました。

「外人は日本人と遺伝子が違う」「日本人はアキレス腱が短いから」というようなことを信じてあきらめる前に、彼らのトレーニングに対する気持ちや取り組む姿勢を観察していただくのもまたトレーニングの技術の成長につながるのではないかと思います。

気持ちを正しい方向に向けることもトレーニングの技術の一つだと思います。

もちろん気持ちだけでは筋肉は強くなりませんから、同時に知識や技術も高めつつ、最後は根性で重りを押し切りましょう!